国立がん研究センター 東病院

第11回がん新薬開発合同シンポジウム

ごあいさつ

本年度も、恒例の国立がん研究センター東病院主催「がん新薬開発合同シンポジウム」および「NEXT医療機器開発シンポジウム」をオンラインにて開催させていただくことといたしました。

ご存じのようにCovid-19対策の要となっているのがこれまでがん分野でも開発が進んでいたmRNAワクチンであり、開発速度・有効性ともにまさにGame changerとして今後の医療を劇的に変えていくことが予想されます。がん分野においても、放射線医学、核酸医薬、再生医療等の多くの分野で次のGame changerになり得るモダリティの開発が進んでいます。また、医療機器開発においては、AIやスマートフォンアプリを活用したプログラム医療機器の開発が活発化しており、開発中~上市後に至るまで連続的に蓄積・変化していく臨床データ・臨床ニーズと密接に連携した開発が求められています。

そこで、本年は「進化し、変革し続ける開発環境~次のGame changerはどれだ?~」のタイトルで、今後のGame changerとなり得る新規モダリティを概観し、次世代のがん医療について議論を深め、わが国からの新たながん医療開発をさらに活性化して行くことを期待しております。

多数の皆様のご参加とご討論を心よりお待ちしております。

国立がん研究センター
東病院長 大津 敦

※本イベントは、次の研究事業の支援により開催するものです。
日本医療研究開発機構 医療技術実用化総合促進事業「国立がん研究センター東病院 臨床研究中核病院整備事業」

プログラム

抄録集PDF (853KB)

9:30~9:35

開会の言葉

大津 敦 国立がん研究センター 東病院長

9:35~11:40各講演30分(質疑含)

第1部
放射線医療-Nuclear Medicine

司会:
土井 俊彦|国立がん研究センター東病院 副院長/先端医療科長
小林 達伺|同 放射線診断科長
  1. 1
    MTR(Molecular-targeted Radiation)による核医学診断・治療薬研究開発
    西村 伸太郎テリックスファーマジャパン株式会社 最高経営責任者/代表取締役
  2. 2
    超小型中性子源を用いた新規 BNCT 装置
    石本 学福島 SiC 応用技研株式会社 代表取締役
  3. 3
    神経内分泌腫瘍における PRRT 開発について
    笠原 裕之富士フイルム富山化学株式会社 RI 事業戦略部 取締役 執行役員
  4. 4
    次世代型 X 線 CT の開発と期待
    西島 輝キャノンメディカルシステムズ株式会社 CTMR 事業統括部 CT 開発部 CT ハードウェアユニット開発担当 グループ長代理
11:40~12:40

特別講演

司会:
大津 敦 国立がん研究センター 東病院長
  1. Peptides as Game Changer for Multi-Modalities
    舛屋 圭一ペプチドリーム株式会社 取締役副社長
13:30~15:35各講演30分(質疑含)

第2部
Cell Surgery(第11回がん新薬開発合同シンポジウム)

司会:
佐藤 暁洋|国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門長
布施 望 |同 臨床研究支援部門 研究企画室長/薬事管理室長
  1. 1
    細胞内抗体 STAND 技術を用いた難治性がん治療薬の開発
    樺山 博之STAND Therapeutics 株式会社 代表取締役 CEO
  2. 2
    DDS・分子イメージングを駆使した次世代抗体医薬の開発
    安永 正浩国立がん研究センター先端医療開発センター 新薬開発分野長
  3. 3
    がんオルガノイドを用いたゲノム編集とその可能性
    関根 圭輔国立がん研究センター研究所 がん細胞システムユニット 独立ユニット長
  4. 4
    ワクチンおよび創薬プラットフォームとしての mRNA
    洪 実慶應義塾大学医学部 坂口光洋記念システム医学講座 教授/Elixirgen Therapeutics, Inc. 共同創業者
15:50~17:55各講演30分(質疑含)

第3部
臨床現場と連携した機器開発の新展開(第 5 回 NEXT 医療機器開発シンポジウム)

司会:
高橋 進一郎|国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門 機器開発推進部長
竹下 修由 |同 臨床研究支援部門 機器開発推進室長/スタートアップ支援室長
  1. 1
    プログラム医療機器の承認審査に関する行政の取組
    福田 悠平厚生労働省 医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課 プログラム医療機器審査管理室長
  2. 2
    デジタル技術を活用した医療機器と、臨床開発効率化
    上野 太郎サスメド株式会社 代表取締役
  3. 3
    AI 技術と臨床の共創 -必要な医療をデジタルで支える-
    池田 仁NEC デジタルヘルスケア事業開発室 室長
  4. 4
    AMED 次世代医療機器連携拠点の取り組み&A-Traction
    伊藤 雅昭国立がん研究センター東病院 大腸外科長/手術機器開発室長
17:55~18:00

閉会の言葉

小西 大 国立がん研究センター東病院 副院長/NEXT 医療機器開発センター長

内容・時間は一部変更になる場合があります。

ポスター

第11回 がん新薬開発合同シンポジウム + 第5回NEXT医療機器開発シンポジウム 次のGame Changerはどれだ?進化し、変革し続ける開発環境